ジョットの鐘楼
ジョットの鐘楼は、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の脇に建設されており、ゴシック様式の鐘楼であります。
1334年にジョットとアンドレア・ピサーノによって教会の工事と同時に建設が開始されました。指揮を執っていたジョットは建設途中で死去しますが、複数の建築家が引き継いで建設し、聖堂よりも100年早く完成しました。
ドゥオモの迫力とは対照的に、軽やかさが見られる3色の大理石による装飾で覆われた高さ85mの美しい塔です。最下段にはアンドレア・ピサーノによって彫られた『芸術と職業』があり、一部がジョットのデザインによるといわれています。その上の段にはキリスト教の場面の数々を現した場面も彫られています。414段の階段を上ると鐘楼の最上階まで上がることができます。最上部には予言者と巫女16の像が並んでいます。